- 配当金でお小遣いをもらいつつ、株の値上がりも期待したい
- 初期投資をなるべく少なく、毎月1万円からで高配当投資してみたい
と、いうワガママな方が多くいるのではないでしょうか?
実は、私もそのひとりです。
そんな悩みを解決すべく、
投資という荒波を5年以上生き抜いてきた私が、自分なりの日本株高配当ポートフォリオを実際に作ってみました。
今回は、その投資のルールや作りかたを、1から紹介していきたいと思います。
高配当日本株ポートフォリオを作ろうとしたきっかけ
現在、私はS&P500の投資信託や、日本個別株に投資をしています。
コロナショックからの株高の恩恵を受けて、そこそこの含み益がある状態です。
2021年8月末現在の投資結果は下の記事で公開しています。
しかし、配当金は再投資にすべてまわしているので、実際の生活が潤っているという実感はありません。
もし、配当金が月に1万でもあれば、少しリッチな思いができるのにな・・・
と、思っているところに「両学長とこびと株さんの動画」に出会いました。
高配当株の配当金で、生活を豊かにしようという内容の動画です。
この中で、実際に今から両学長やこびと株さんが「高配当株ポートフォリオ作るとしたら」こうするという例が出てきます。
しかし、この中身を見ていると、配当利回りは高いけど、売上高が伸びていない銘柄が多い。
むしろ減っているものもあります。
売上が減っている銘柄には、減配のリスクがあります。
株価の値上がりも、もちろん期待できないです。
私は配当金も受け取りつつ、値上がり益もほしいんです。
そこで、両学長の動画と、こびと株さんの運用しているサイト「こびと株.com」の内容を参考にしながら、
配当金ももらいつつ、値上がり益もゲットできるポートフォリオを、私なりにつくることを決意しました。
日本株高配当ポートフォリオ投資のルール
まず、投資ルールについてです。
- 投資金額をいくらにするか
- 銘柄選定のルール
- 追加投資について
それぞれ見ていきましょう。
投資金額をいくらにするか
- 初期の投資額は3万円
- 毎月月末に1万円を追加投資
初年度は、合わせて年間で15万円ですね。
プラス、下落時に備えて余剰資金を用意しておきます。
下落時の購入の仕方については、あとで解説します。
銘柄選定のルール
- 2、3年は売上高が右肩上がり
- PERが15倍以下
- 配当利回り3%以上(成長性があるなら2%以上)
- 8ー16銘柄の分散投資
- 長期前提で保有する自信がないなら、買わない
- 連続増配年数・減配してない銘柄
- 自己資本比率が極端に低いのは❌
- 売上高利益率が高い
- セクター別で分散投資する
ポイントは、配当利回りを気にしすぎて、株価が下がったり、減配してしまうようなワナ銘柄を買わないようにすることです。
「配当利回り」ランキングでGoogle検索すると、上位に出てくる銘柄のほとんどはワナ銘柄です。
そのために、「売上高が右肩上がりに伸びていること」を条件にしています。
売上が伸びて、成長している企業であれば、増配も期待できるはずです。
そうすれば、実質的な利回りはどんどん高くなっていきますよね。
値上がりも期待できるので、一石二鳥です。
また、倒産不安があるような、「自己資本比率が低い」株を買わないといった条件も入れております。
すべて解説したいですが、こちらの記事では長くなってしまいますので省略します。
追加投資のルール
追加投資のルールは
- 組み入れ比率が低いセクターを優先して、毎月1万円の追加投資
- 週末の終値の比較で、TOPIXが5%以上、下がったら5万円の追加投資
です。
それぞれ見ていきましょう。
組み入れ比率が低いセクターを優先して、毎月1万円の追加投資
セクター別に分散することが基本です。
なぜなら、それぞれのセクターで、強い景気局面・弱い景気局面があるからです。
購入しているセクターが偏ってしまうと、そのセクターの弱い景気局面で、大暴落を喰らう羽目になるかもしれません。
では、どのようにしてセクターごとのバランスを取るのかというと、
追加投資のときに、組み入れ比率が一番低いセクターに資金を投入します。
たとえば、サービス(40%)・機械(40%)・陸運(20%)に投資をしている場合だと、
「陸運」に優先的に追加投資します。
そうすれば、何も考えずとも分散投資が可能になります。
週末の終値の比較でTOPIXが5%以上、下がったら5万円の追加投資
TOPIXにおいて、週末の終値の比較で5%以上暴落が、過去10年間で16回ありました。
そのような時には、市場は大混乱し、売りが売りを呼ぶ展開になっています。
私はこのようなときこそ、買いのチャンスであると考えています。
半年に1度あるかないかの株のバーゲンセールに買い向かう方針です。
日本株高配当ポートフォリオの作り方
では、実際の作り方の手順を見ていきましょう。
- SBI証券でスクリーニング
- 四季報を確認
- 企業のHPを確認
です。
1.SBI証券でスクリーニング
- PER15倍以下
- 配当利回り2%以上
- 自己資本比率30%以上
- 売上高比率変化率が前年比5%以上
- 売上高営業利益率5%以上
の条件で絞り込みます。
出てきた銘柄を、次の2でさらに振るいにかけます。
2.四季報を確認
四季報では
- 売上高が過去2〜3年、将来2年が伸びているか
- 1株配当が過去2〜3年、将来2年が伸びているか
をチェックします。
実際に本を買わなくても、SBI証券のアプリやサイトで四季報も確認できます。
SBI証券は口座さえ作れば、タダで四季報も読めちゃうので便利ですね。
3.企業のHPを確認
決算説明資料と中期経営計画を確認し、配当性向や会社の将来性を確認します。
会社名+IRなどで検索すれば、該当ページが見つかると思います。
中には決算説明資料も、中期経営計画もない会社も存在します。
あまりにも情報が少ない会社は、投資対象から外しています。
実際に選んだ銘柄
それでは、実際に選んだ銘柄を紹介します。
コード | 市場 | 名称 | 業種 | 保有株式数 | 購入単価 | 取得価額 | 受取配当金 | 配当金構成比 | 簿価 利回り | ||
1 | 1951 | 東証1部 | (株)協和エクシオ | 建設業 | 1 | 2,747 | 2,747 | 88 | 10.21% | 3.20% | |
2 | 2393 | 東証2部 | (株)日本ケアサプライ | サービス業 | 1 | 1,710 | 1,710 | 50 | 5.80% | 2.92% | |
3 | 4503 | 東証1部 | アステラス製薬(株) | 医薬品 | 2 | 1,909 | 3,817 | 100 | 11.60% | 2.62% | |
4 | 4644 | 東証JQS | イマジニア(株) | 情報・通信 | 4 | 1,067 | 4,268 | 120 | 13.92% | 2.81% | |
5 | 6073 | 東証1部 | (株)アサンテ | サービス業 | 1 | 1,758 | 1,758 | 62 | 7.19% | 3.53% | |
6 | 6365 | 東証2部 | (株)電業社機械製作所 | 機械 | 1 | 3,990 | 3,990 | 110 | 12.76% | 2.76% | |
7 | 7438 | 東証1部 | コンドーテック(株) | 卸売業 | 4 | 1,004 | 4,016 | 128 | 14.85% | 3.19% | |
8 | 9057 | 東証JQS | 遠州トラック(株) | 陸運業 | 1 | 2,592 | 2,592 | 80 | 9.28% | 3.09% | |
9 | 9551 | 東証1部 | メタウォーター(株) | 電気・ガス業 | 2 | 2,052 | 4,104 | 80 | 9.28% | 1.95% | |
10 | 9795 | 東証1部 | (株)ステップ | サービス業 | 1 | 1,810 | 1,810 | 44 | 5.10% | 2.43% | |
30,812 | 862 | 100.00% | 2.80% |
以上、10銘柄となります。
とりあえずキリがいいので、10銘柄購入しました。
ゆくゆくは、15銘柄くらいまでは増やしていこうと考えています。
全体として2.8%のと、まずまずの配当利回りを確保できていると思います。
受け取り配当金額はショボイですが、今後コツコツ積み上げていきます。
セクター別では
行ラベル | 個数 / コード | 合計 / 時価 | 合計 / 取得価額 | 合計 / 受取配当金 | 合計 / 配当金構成比 |
サービス業 | 3 | 5,177 | 5,278 | 156 | 18.10% |
卸売業 | 1 | 3,988 | 4,016 | 128 | 14.85% |
情報・通信 | 1 | 4,148 | 4,268 | 120 | 13.92% |
機械 | 1 | 3,925 | 3,990 | 110 | 12.76% |
医薬品 | 1 | 3,478 | 3,817 | 100 | 11.60% |
建設業 | 1 | 2,713 | 2,747 | 88 | 10.21% |
電気・ガス業 | 1 | 4,004 | 4,104 | 80 | 9.28% |
陸運業 | 1 | 2,685 | 2,592 | 80 | 9.28% |
総計 | 10 | 30,118 | 30,812 | 862 | 100.00% |
となります。
配当金構成比のバランスが、「サービス業」に少し偏っていますね。
比重が低い「電気・ガス業」や「陸運業」を来月にでも購入して、バランスを整えていこうと考えています。
ちなみに、これらの購入にはSBIネオモバイル証券を利用しています。
SBIネオモバイル証券は、実質20円(月額)という格安手数料で、日本株を1株から分散投資できる証券会社です。
また、Tポイントだけでも株が買えちゃうのも魅力的です。
くわしくは、下の記事に書いていますので気になる方はご覧ください。
まとめ
3万円からはじめる、日本株で高配当ポートフォリオの作り方について
- 日本株高配当ポートフォリオを作ろうとしたきっかけ
- 日本株高配当ポートフォリオ投資のルール
- 日本株高配当ポートフォリオの作り方
- 実際に選んだ銘柄
を、解説してきました。
選んだ銘柄たちが、どのように成長するか非常に楽しみです。
運用状況の最新分は下記記事に記載しましたのでそちらもあわせてご覧ください(^ ^)
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